介護=お世話ではありません。
介護と聞くと一般的に、入浴や食事など生活上のお世話が思い浮かぶかもしれません。ですが、介護とは、本人が持っている能力を活かした、その人らしい暮らしを実現するための支援です。
確かにデイサービスで言えば、入浴、食事やレクリエーションの提供などがあります。でもそれはあくまでツール(手段)でしかありません。本当に大切なことは、人と関わる中で仲間と呼べるようなひとが出来たり、役割や、やりがいを得て、暮らしに彩りが出来たり、自分のやりたいことに挑戦することが出来たり、暮らしのなかでともに喜び、ともに悲しみ、ともに楽しむことが出来ることです。
それらは一律同じサービスの提供ではなく、とてもクリエイティブで、工夫や協力を伴う仕事です。ですから私たちは、平等や公平であることより、個別に必要なことをすることに拘ります。
そして利用者と共に考え、日々の営みの中で、自分らしく過ごせる場所を見つける仕事だと考えています。